お口ポカンで歯並びが悪くなる?歯並びとの関係について|盛岡KT歯科・矯正歯科

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日本矯正歯科学会認定医/日本口腔外科学会認定医

お口ポカンで歯並びが悪くなる?歯並びとの関係について

投稿日:2022年8月1日

カテゴリ:スタッフブログ

岩手県盛岡市大通り商店街にある盛岡KT歯科・矯正歯科です。​

当院では虫歯や歯周病治療はもちろん

専門の歯科医師による矯正治療も行っています。

ふとみたらお口がポカンとあいている・・

お子様や大人の方でもマスクの下でふと口呼吸になっている方が増えています。

今日はお口ポカンと歯並びとの関係についてお話しします。

お口ポカンとは?

お口ポカン  その言葉通り、お口が開いたままの状態のことです。

お口ポカンは「口唇閉鎖不全」と呼ばれています。

現在子供の3割がこの口唇閉鎖不全の状態と言われています。

  • 日本で初めてお口ぽかんの有病率に関する全国大規模疫学調査を行いました。
  • 日本人の子どもたちの30.7%が日常的なお口ぽかんを示していました。
  • 日本全国のそれぞれの地域において、お口ぽかんを有する子どもの割合に差は認められませんでした。
  • お口ぽかんを有する子どもの割合は年齢とともに増加していました。
  • 「唇にしまりがない」、「鼻がつまる」、「音を立てて食べる」など、12の質問項目がお口ぽかんと関連していました。
  • 子どものお口ぽかんは、自然の改善が期待しにくい疾病である可能性があります。

出典:新潟大学

お口ポカンの原因は?

なぜお口が開いてしまうのか?

その原因はいくつも考えられます。

・お口の周りの筋肉が弱い

・お口が閉じにくい歯並び

・アレルギーや鼻炎

・アデノイド

・肥満

口を閉じる筋肉や舌が正しい位置にないと口が開きやすくなります。

いつしか口を開いている方が楽になり、

その結果どんどん歯並びが崩れていってしまう可能性があります。

お口ポカンのデメリット

お口ポカンをそのままにしておくと、さまざまな悪影響があります。

虫歯 歯周病になりやすくなる。

 →口腔内が乾燥することと唾液が減少してしまいます。

  唾液が減ることでお口の中で細菌が繁殖しやすく自浄作用が期待できなくなります。

風邪・インフルエンザなど感染症になりやすくなる。

 →鼻呼吸では、鼻の粘膜が空気中のウイルスなどをカットしてくれますが、

  口呼吸ではそのまま体内に取り込んでしまうため、感染症にかかりやすくなります。

その他顔が歪んでしまう・姿勢が悪くなるなどさまざまな悪影響があります。

お口ポカンと歯並びの関係

 本来舌が正しい位置にあり、唇が閉じていることで歯並びが保たれています。

下の絵の赤い丸部分に舌先がついているのが正しい舌の位置です。

スポットといいます。

 舌が正しい位置(スポット)にある

これが舌が下に落ちて下の前歯の裏にいたり、

口が開いているとキレイなアーチがVの字になってしまうことがあります。

↑詳しくはクリックしてこちらの記事もご覧ください^^

舌が前歯を押すことにより、出っ歯や開口(奥歯で噛んでも前歯が開いている)・叢生(デコボコ)

という状態になってしまう原因となります。

 

お口ポカンは子供だけではありません。

大人の方でも歯並びによって口が閉じづらく、

口が開いてしまう方もいらっしゃいます。

そうすると虫歯歯周病にかかりやすく、歯の喪失に繋がる可能性もあります。

歯並び・噛み合わせで気になることがございましたら

ぜひ一度当院の矯正無料相談にお越しください。

 

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